11、雄師出征
南石林では峰がまるで林のように幾重にも立ち並び、亀裂が縦横無尽に走り、非常に立体感のある風景。その姿は部隊の隊列を彷彿とさせ、出陣を待つ勇ましい軍隊のようにみえ、山間に戦場の硝煙が漂っているかのような錯覚に陥る。
12、羅漢洞
ここは羅漢が巡遊の際に休憩した場所で、洞内には3mほどの西天伏虎羅漢の塑像がある。
羅漢とは、阿羅漢の略称で、仏教徒の修行は4段階あり、すべてを達成すると阿羅漢になる。インドより伝わった仏には、羅漢は十六尊であったが、中国に伝わった後に二尊増え、十八羅漢となった。しかし、この二尊の羅漢が誰なのかは長い間謎とされていた。清朝になり、乾隆帝が活仏章嘉に諮問した後、皇帝の御筆で第十七尊羅漢は大迦叶尊者(降竜羅漢)、第十八尊羅漢は弥勒尊者(伏虎羅漢)と裁定した。これ以降、十八羅漢の官製版ができあがったのである。
13、天蛙台
山道の右側にある滝は羅漢瀑といい、その石台は天蛙台という。羅漢と青蛙の関係については「井戸に座り、天を眺める」という話から始めなくてはならない。井戸の底から小さな空しか見ることのできなかった2匹の青蛙は、古くより井の底の蛙といわれ、神蛙でもこの青蛙を救うことができなかった。伝説によると、一匹の天の蛙が禁を犯し、石林峡の井戸に閉じ込められたという。いくら泣いても、飛び跳ねても、井戸から出ることは叶わず、孤独なさみしい生活に、毎日ケロケロと鳴いていた。ある日、ここを通りがかった西天伏虎羅漢がそのやかましい音に閉口して、山崖を手で切り開き、井戸を傾けて閉じ込められた天の蛙を解放した。蛙が狂喜して飛び跳ねるとその影かたちが消え失せ、ただ天蛙台と羅漢瀑だけが残されたという。
14、九天飛瀑
九天飛瀑は石林峡の最も深い場所にある景観。飛び散る瀑布、深く神秘的な淵の水、寂寞とした峡谷は、仙人の住む別天地のようであると称賛されている。
この滝の水はいったいどこから来るのか、滝はこれだけなのか、というのは観光客がよく疑問に思う点である。もちろん、そうではない。九天飛瀑は石林の滝の一番目の滝にすぎず、淵の右側にある狭い道を進むと、林の間に第二の滝が見える。三番目の滝は深い山奥にあり、四番目の滝は、険しい道を進んでようやくその姿を見ることができる。
15、通天梯
この階段は石林飛瀑や西石林山などのスポットに行くために必ず通らなければならない道で、全部で218段あり、険しい石段を見上げると、その長い道のりに少し怖気づく人も多い。「半分までは努力で、最後までは気力で」と言われるが、最後まで登りきると、どこまでも青く広い空と山々の美しい景色があなたを迎えてくれる。登る際は同伴者への気遣いと安全確認を忘れずに。
16.神猴洞
この天然の洞穴は、通天梯を登る途中にあるユニークなスポット。洞穴には二つの口があり、下が出入り口、上が「窓」、人ひとりがどうにか通り抜けることができる大きさである。伝説によると、ここは神猿の住居で、かつては「神猴洞」と呼ばれた。
神猿は西王母の瑶池蟠桃会でお酒をこっそり飲み、玉帝によって下界に追放され、洞穴の中で千年間ぐっすりと寝ていた。ある日、近くの天蛙台で鳴く青蛙の声で目を覚ました。客好きの神猿は窓に這い登り、四方を見渡して青蛙が来るのを待ったが、青蛙は通天梯まで飛びあがることはできず、結局、神猿の前に現れることはなかった。
今でも神猿は渓谷を眺めて、青蛙が来るのを待っているという。
17、石林飛瀑
石林飛瀑は石林峡で最も高い場所にあり、最大の高低差と水量を誇る滝である。総高低差は約120m、途中で曲がりながら4か所の段差を流れ落ち、谷底まで続く。このような4段の滝は北方地方では珍しい。
石林峡風景区の滝のほとんどは、地質構造作用による地表の突然の変化によって形成されたものである。それぞれの滝は、巨大な岩の崖が天によって二分されたかのように見える。流れ落ちる水によって轟音が響きわたり、水しぶきは山に漂い、太陽の光に照らされて虹のように美しく輝く。
飛瀑の奥には石林があり、風が吹くと矢が空中を飛んでいるようなヒューッという音がする。そのため「矢が石林を飛び交い、滝が天より落ちる」と呼ばれる光景を生み出している。静かな山と激しい滝が「静」と「動」の対照を成し、趣ある風景となっている。
18、石林山客用ロープウェーのご案内
本ロープウェーは2006年12月に起工、2007年6月に竣工した。厳格な検査に合格しており、安全で快適な乗り物である。石林山ロープウェーは石林峡風景区と石林飛瀑・石林山山頂・石林三絶を結んでおり、全長は400m、高低差188m。ロープウェーから眺める金海湖、石林湖、古長城遺跡は、地上で見るのとはまた違った美しさがある。
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