十渡観光地は北京中心部から96km離れた北京南西部にある国家AAA級の観光地であり、中国国家地質公園である。日中事変勃発の地とされる盧溝橋を越え、北京原人が発掘されたという周口店を過ぎて高速を石家荘方向へ行く途中にある。その昔、拒馬河を渡るための船着き場が10か所存在していたため、十渡の名が付けられた。この地は南方の麗しい景色と北方の雄大な景色が合わさり、人々から「十渡は天下一、北方の小桂林である」と称賛されている。
1986年に「北京十六景」の「第八景」に選ばれた。千河口は拒馬河の山間の出口にあたり、周口店から千河口まで約20km、張坊を迂回して川の流域を通る風景スポットである。拒馬河は曲がりくねりながら流れており、流域を進んで一つ目の橋についたら、それがつまり「一渡」に到着したということ。山沿いに進んで次の橋についたら、それが「二渡」に到着したことになる。このようにして、のんびりと橋を歩いて川を渡っていると、そのうち十渡まで到着する。蝙蝠山を天陽道に沿って登ると頂上まで行ける。頂上にある「望仏台」からは八渡、九渡、十渡の風景が一望できる。
この一帯は十渡村の北に位置している。村落は深い峡谷の中あるため、非常に静かな環境である。山の後方にある険しい小道を登ると、天宮まで行くことができる。「秀麗な山水、美しい石と深い潭」の六渡は山と水が美しい風景を織りなす。六渡山は斧や刀で削ったかのように、あたかも天に吸い上げられているかの如く、高く険しくそびえ立つ。また古跡も数多く存在し、穆桂英と遼軍との戦場跡があり、また、珍しい、険しい、奥深い、で名高い「三清洞」などもある。十渡は静かで美しい景色が広がり、周囲は緑の山々と河原に囲まれた独自の風格を備えている。春、秋の行楽や夏の避暑地として最適な観光地である。
|