2013年5月18日、第9回中国(北京)国際園芸博覧会は北京市豊台区永定河の畔の園博園で開催される予定になっている。この期間中、全国60の都市が46の展示会場で地域ごとの代表的な庭園を展示している。本日から北京旅行ネット日本語版は園芸博覧会に関する情報や特徴ある庭園情報を皆様に引き続き紹介し、皆様の園芸博覧会の際には見学の参考になるように励むつもりです。乞うご期待
江蘇園の概況
園博園の伝統庭園展示場に位置する江蘇園は、江南地域の古い庭園を展示することを主として、私家庭園のおもむきをあらわすことに重点を置いている。これは蘇州古典庭園と金陵庭園の特徴とを融合した庭園である。江蘇園は敷地面積が13000平方メートル、建築面積2000平方メートル。
舒嘯亭
舒嘯亭は築山に築かれ、江蘇園の一番いいものとして蘇州庭園と金陵庭園の境目の部分に建てらている。そのゆえ、ここで江蘇園の全景を見物するのがもっとも相応しいといえる。亭内に石造りのテーブルと腰掛けがあり、石の腰掛けも蘇州庭園の太鼓の形をした「石鼓凳」。舒嘯亭の側にはチマキザサが植えられており、つまりその葉っぱでチマキを包むということ。
玄関
蘇州庭園は昔、金持ちの大家が所有した私家庭園である。正門に入るとすぐに玄関に着く。ここが、かごの発着する場所。これは蘇州庭園の留園の玄関を模造したもので、玄関のうち、中が見れないように塀が設けられ、松・竹・梅という歳寒三友の木が植えられて、太湖石が飾られている。
藕香堂
ここは蘇州拙政園の藕香堂を模造したもの。堂の四方には吹き抜けの設計で小さなホールのようだ。どこからでも入ることもでき、風通しが非常によい。藕香堂の柱は竜頭状の柱で、一番先にある模様は竜の頭の様に見える。下には伝統工芸の泥人形細工が施されて、正面は獅子舞とキリン、後ろは鳳凰、ザクロと誕生祝いの桃の模様になっている。
扇亭
扇亭は江南園の湖の上に築かれ、アーチ形をしたあずまやはまるで広げたおうぎのようである。さらに巧みなのは、このあずまやの唯一の窓も広げたおうぎの様だ。湖の方角にはベンチが設けられていて、ベンチに坐ってあずまやに背もたれしながら山水風景を満喫するといいだろう。
解明
生粋の「江南情趣」
江蘇園の主管会社の責任者によると、江蘇園は江南私家庭園のおもむきに重点を置いている。ここは蘇州古典庭園と金陵庭園の特徴を集めた傑出した庭園で、「一つの園にはふたつの種類の風景がある」とのこと。したがってここは蘇州や南京などの名園の造園と典型的な景観を一挙に紹介するものである。
1:1の比例で模造された蘇州滄浪亭
責任者によると、当初江蘇園の造園の際に、蘇州庭園と金陵庭園の二つの純粋な趣を「移植」できる様できる限りのことをした。たとえば、蘇州庭園には蘇州四大名園――宋代の滄浪亭、元代の獅子林、明代の拙政園、清代の留園などを参考にしてみた。その結果、舒嘯亭と滄浪亭を1:1の比例で模造してみたのである。古い言い伝えによると、乾隆帝は特に滄浪亭が好きで七回の江南巡幸に際しては五回もそこを訪れたそうだ。
江蘇園の金陵庭園には、主に南京瞻園を参考にして、精妙堂、梅香塢、一覧閣、花籃庁が模造された。
10トンの太湖石が美感アップ
江蘇園は細かいところまで江南庭園の純粋な趣を変えないでいくようだ。江蘇園は造園の色彩から、材質まで、すべて江南庭園の伝統的な色彩と材質の使用を厳命された。地面に敷かれたているのは金山石、それは蘇州特産の石で硬くて透水が良い。園内の各アーチ形の門もいずれも当地産出した青石で縁取りしたものである。
江蘇園の塀に近いところは、巨大な太湖石が立ってあり、重さ10トンで高さ4.5メートル、運搬の際には鋼線のロープが二本も切れたりもした。巨大石の名前は独峰といい、デザイナーの話では塀があまりにも長いため、築山を塀に背をもたせかけさせるようにすることで、美感もさらにアップするとのこと。
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