万仏堂は万仏堂村の西200メートル辺りにある。唐玄宗の時期(紀元712~756年)に立てられ、元の時代に龍泉寺と呼ばれたが、その後、大歴禅寺と改称された。現在まで保存されたのは明万歴年間(紀元1573~1620年)に建て直したもの。堂は全部で3部屋があり、うつばりなし、窓とドアが漢白玉で作り、鳥類や花の浮き彫りで飾られている。
仏堂は立派で殿内の正面と壁に“万仏法会図”が彫られている。万仏堂内の壁に唐大歴五年(770年)の“万仏法会図”の漢白玉浮き彫りで満ちている。真ん中には迦仏陀の座像を彫り、両側にはライオン、像の文殊、鲁賢菩萨、前後には天王、神、侍佛者等が彫られている。浮き彫りのデザインは豊富多彩で唐代の浮き彫り技の素晴しさをしっかりと現している。
中には孔水洞と言う洞があり、その深さはいまだに分からないという。洞内には湧き水が湧き、澄み切っていて底まで見える。1982年に一度だけ乾き、洞内で動物の化石を発見され、鉄器及び唐代金龍7件も発見された。
孔水洞の両側には各一つずつタワーがあり左翼は小さい龕模様の辽代の花塔があり、高さは約20メートル、塔には“咸雍六年”、“寿昌七年”と文字が刻まれている。右翼は元代龄公と尚舍利塔があり高さ18メートル、八角形となっている。1979年に北京市文物保護地と公布された。
ベスト旅行シーズン:4-10月
チケット:10元
アクセス:六里桥から917番を乗り、良郷で降りる。河北鎮向きのバスを乗り万佛堂で降りる。自己運転ルート:京石高速道路を沿い闫村道口に着いたら西を向けて走り坨里まで。
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