上の写真は蘇州街である。乾隆帝が江南での買い物ごっこをするために、わざわざ作った街だそうである。乾隆帝がこの街に来た時には、宦官や宮女が商人を演じたそうである。当時は食堂、茶楼、質屋、漢方薬屋、染物屋などの店が造られていたそうであるが、今はみやげ物店ばかりである。
正直申し上げて、頤和園は全体として創建された頃の姿を残していて、乾隆帝や西太后の権力の大きさをまさに実感させてくれる見所満載の庭園であるが、この蘇州街に限って言えば単なるみやげ物街であって、乾隆帝が遊びに来ていた頃の雰囲気は全くないと思う。
地下鉄の駅からは近いかもしれないけど、私はもう二度と蘇州街には行かないと思う。
蘇州街のみやげ物店である。中秋月餅の文字が見えるが、お菓子屋さんというか饅頭屋さんというか、そんな店をイメージしたものだろう。
水路に沿って店舗があるというと、蘇州では山塘街なのであるが、当時はこんなに洗練されているはずがない。乾隆帝の頃の江南水郷の商店なら、むしろ、西塘や周荘といった水郷古鎮が当時の面影を残している。西塘や周荘の商店はもっと地味であるから、蘇州街も同様にもっと地味に作らないと真実味がない。これでは単なるテーマパークである。
みやげ物屋である。どこにでもある土産物屋であるので、ここでないと買えないといった商品は売っていない。まあ、お好きな方はどうぞって感じですけど、この蘇州街では中国人の観光客が少なくて、外国人観光客が寄るだけのようである。頤和園の中の外国人向けみやげ物屋通りというべきだ。
蘇州街で見かけた宮女役の女の子たちである。女の子たちはみんな可愛いのであるが、こんな写真を見ると、やはり質の悪いテーマパークとでも言うべきだろうか。
最後に悪口ばかり書いてしまいたが、頤和園自体は、私は乾隆帝や西太后の権勢が十二分に感じられる見事な庭園だと思うし、二人の江南地方への思いが強く出ている庭園だとも思う。また、近いうちにゆっくりと堪能したいと思う。
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