北京市植物園は香山公園の近くにある、1956年に開園した植物園。ここは単に植物を展示しているだけではなく、研究施設としての一面も持つ、中国北部の重要な植物基地である。
展示室は、温室を中心として13室ある。3000種・15万本の植物が植えられ、熱帯・亜熱帯植物を含む珍しい花も目にすることができる。
特色
1956年、中国国務院によって建設された北京植物園には、1万種類150万株の様々な植物があり、植物に関する研究や教育のための拠点となっている。園内は種類ごとに大きく区域が分けられ、樹木園、水生植物園、桃園、牡丹園、芍薬園、竹園、宿根花卉園、楊柳区、熱帯植物温室区などがある。桃園にある桃の種類は世界で最も多く、春の「北京桃花節」には数十万人が来園し桃の花を観賞する。この他、広い園内には、池や山間の渓流などを設けた自然教育区、大きな釈迦の涅槃像が安置された臥仏寺や清代の有名な長編小説「紅楼夢」の作者、曹雪芹の記念館のある名勝古跡区もあり、子供から大人まで幅広く楽しめる。
さて、11月初めの園内は、近くの香山で紅葉見物をする人が多く、植物園はさほど人出はなく、ゆったりと見て回ることが出来る。晩秋の日差しは柔らかいが、木枯らしを思わせる風が強く、紅葉もやや盛りを過ぎて、急いで葉を落としていくようだった。園内には、イチョウなど葉が黄色くなる木々が多く、日本の紅葉ほど彩り豊かではない。それでも、秋の日を浴びた木々は鮮やかで、若い人たちやカメラ愛好家たちがあちこちでシャッターを押していた。
北京にいながら異国であることを忘れさせてくれる自然景観、日本ならごく身近に見られる風景、そんな居心地の良い北京植物園だった。
歩き方:318、331、360、634路に乗る。
入場券:5元、学生は2.5元。大温室は50元、学生は40元。曹雪芹記念館:大人は10元、学生は5元。臥佛寺は5元、套票:55元
開放時間:詳しくは名所の従業員に問合せする。
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