瑠璃というのは瓦のことで、故宮の屋根やレンガ造りの壁の瓦のことを瑠璃と呼ぶ。この瑠璃と呼ばれる瓦を作った工場が、15世紀の明朝の時代にこの付近にあり、それが地名の由来。今は骨董関係や書画、それに墨、筆、硯、紙などの古式豊かな文房具、印鑑などの店が建ち並ぶ通りになっており、この街が今のような文化的な趣を持つようになったのは、200年ほど前。その頃、なぜか文人達がこの街を好んで住むようになったらしい。経済開放政策以後、新たに清朝の街の様子が再現されたこの街には、その雰囲気を味わいに多くの観光客が訪れている。
燕沙は外国人のためのエリアとも言われ、数多くの様々な国の人々が行きかう街である。燕沙橋のそばの燕沙友誼商城や凱賓斯基(ケンピンスキー)飯店を中心に、希爾頓(ヒルトン)や長城(シェラトン)、昆侖飯店など、有名なホテルが点在する地域で、この界隈には駐在員が住む高級マンションも多い。少し西へ向かうと大使館街となり、外交官用の宿舎や施設も多い地域である。燕沙では、中国人よりもむしろ外国人の数のほうが多く、北京の中でも独特の雰囲気を持つエリアである。
日壇公園のある建国門エリアには、日本大使館をはじめ三里屯エリアと同様に各国の大使館や外交官の住居が集まっており、英語の看板を出したレストランやカフェも点在し、外国人が多く生活する街である。また、近年は都市再開発で大型の高層ビルも建ち並ぶようになり、ビジネス街としての顔も持つ。街の一角には昔ながらの外国人を相手に布製品を扱う秀水市場や路上マーケットの雅宝路市場などが残り、古くからの街の雰囲気も併せ持った国際的なエリアである。
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