2000年の春、北京に新しい中国現代文学館がオープンした。中国で最も長老の現代文学作家、98歳の巴金氏を名誉館長に迎え、やはり著名現代文学作家であった老舎氏を父に持つ、作家の舒乙氏を館長として開館してから、文学館はもうすぐ1年を向かえる。
人民元4億を投資し、46畝(ムー:中国の1ムーは6.667アール)の敷地に誕生した文学館の建設は、文学の博物館、図書館、資料館、資料研究および交流センターを1つに集めるという大掛かりなプロジェクトであった。中でも国家級の文学博物館は中国作家協会に属し、総合的な管理体制は、中国現代・当代作家の著作はもちろん、手書き原稿や翻訳書、手紙や日記から肉声テープ、ビデオ、写真などの資料並びに関係著作や評論、雑誌や新聞などまで収集、整理、研究しているという徹底ぶりだ。
当文学館では原則的に政治観点や文学流派などにこだわらず、20世紀以来の文学資料であれば何でも収蔵し、中国大陸から香港、マカオ、台湾、また海外の華僑作家の作品や資料まで、すでに30数万件の蔵書を持つ。4階建てのビルには4つの常設展覧コーナーと、企画展示コーナーが設けられており、常設には「20世紀文学展」、「作家文庫展」があるが、これは当館プロジェクトの第1期工程にすぎず、第2期工程ではさらに蔵書と展覧コーナーを増やしていく予定だ。展覧コーナーの中でも特筆すべきは、150件の蔵書を持つ書庫だ。作家ごとに分類された文庫がそれぞれ作家の生前の書斎を模した展覧室に展示され、こうしたコーナーが館内にずらりと並ぶ。
1993年、当文学館新設のため、江沢民主席から巴金氏に委任状が送られた。当時の話をする度、文学館員たちは感動をもって言う――国家が示した国際事業へのこれほどに熱心な態度は、中国の精神文化の発展が経済発展と同等に重要視されていることを示すものだ。
文学館員たちはまた、当館が工事中から住民たちの大きな関心を集めていたことを覚えている。地区の住民たちは工事を頻繁に見学にきては、この建設が地区の文化レベルを高めるだろう、と口にし、喜んでいた。
両側に畑が広がるだけであった安源東路は、文学館ができてからは文学館路と改名され、さまざまな人がここを訪れるようになり、知性あふれる街に一変した。文学館はアメリカ、イギリス、スペイン、ハンガリー、日本などの作家代表団の来訪を受け、彼らに「妬ましいほど羨ましい!」と言わしめた。館の豊富な内容とアイデア満載の新設計は、文学という芸術に永久的な価値を与えるものであり、確かに中国が世界に誇れるものの1つとなった。
住所:北京市朝陽区芍薬居文学館路45号 〒100029
電話:(010)84615522アクセス:バス119、125、409、422路線を文学館バス停で下車
バス62、119、361、379、406、419、422、479、602、674、684、984、運通101、201を対外経済貿易大学バス停で下車北へ交差点まで東を300メートル通行
地下鉄五号線恵新西街南口駅、二号線安定門駅東北口から125路線に乗り換えて文学館で下車。
ホームページ:www.wxg.org.cn
|