ここ最近、北京の最高気温が20度を超えたこともあり、春の訪れを日増しに感じる。こんな暖かい日は、北京の人々は北京植物園に行って、桃やチューリップなどの花を観賞する。
1956年に作られた北京植物園の園内には1万種類以上の植物が植えられている。毎年春に行われる桃の花祭りが多くの観光客をひきつけている。先月28日から第21回北京桃の花祭りが開かれており、5月5日まで続く。北京植物園の趙世偉副園長によると、今年の桃の花祭りには、桃の花のほか、1000種類、100万鉢の花が展示される。
「例年の傾向からして、桃の花祭り期間中に本園を訪れる観光客の数は150万人に上ります。中国では、桃の花が吉祥、幸運などを意味しているため、みんな桃の花を見て、幸運に恵まれることを願います。園内には桃の木が70種類1万本植えられています」
北京植物園は桃の種類がとても豊富なので、毎年多くの市民が花の撮影に訪れる。北京市の郵便局に勤める顧暁晨さんは、週末に彼女を連れてやってきた。顧さんは次のように語った。
「普段、仕事のプレッシャーが大きいので、休みの日に、ここにやってきて桃の花を見ることで心身ともリラックスでき、ストレスのない週末を過ごせます。また撮影が好きなので、カメラに花の美しさを収めたいと思います」
桃の花祭りの期間中、世界各国の有名な花も展示される。4月中旬にはチューリップが咲き誇り、まるで花の海のようになる。これについて、趙世偉副園長は、次のように述べた。
「ここ数年、植物園の決まったエリアに、チューリップを植えています。見ごろになると非常にきれいです。そのほか、いろいろな国の有名な花も植えられ、見ごたえがあります」
北京植物園にはアジア最大の温室がある。ここには、熱帯、亜熱帯植物が3100種類植えられている。貴重な花、たとえば、ザンビアの三角花、ラオスの卵花などがある。毎日多くの観光客がここを訪れている。観光客の潘さんに話を聞いた。
「今日、この温室でいろいろなきれいな花が見られて、とてもうれしいです。私は蘭の花が大好きです。特にあの蘭は、まるで少女が踊っているような姿をしていますね。とてもきれいです。そのほか、ここの熱帯と亜熱帯の植物の景観が好きです」
この温室には、世界の稀少植物も植えられている。たとえば、世界で一番大きな種、海椰子がある。これは、原産国の人に、「ラブの実」と呼ばれている。このエリアの植物について、北京植物園のガイドの王さんは、次のように紹介した。
「このエリアには、各国の稀少植物が植えられています。たとえば、世界最大の種、海椰子は、原産地がインド洋の島なんですが、世界では一年間で1200個採取されます。これを植えると、20年あるいは40年後、開花して種が実ります。この種の特徴は、形が人のお尻によく似ていますね」
ここ数年、携帯電話の普及とインターネットの整備に伴い、北京植物園では、携帯電話による無料ガイドというサービスを始めた。携帯電話を使って、植物園の歴史、植物の紹介、園内の地図などが見られる。中国語のほか、英語もある。
皆さん、いよいよ春本番、時間を見つけて是非北京郊外の植物園にいらしてください。
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