気温もだんだん暖かくなり、いよいよ春本番!この季節は、家族や友人と郊外へ遊びに行く人も多い。北京市街地の喧騒から離れ、静かな環境で穏やかな時間を過ごしたい方は、北京郊外の古刹「大覚寺」へ出かけてみてはいかがでしょうか。
悠久の歴史を持つ大覚寺は、樹齢300年の玉蘭(ハクモクレン)の木があることで有名。毎年春になると、美しい玉蘭の花が咲き誇る。大覚寺の玉蘭は「北京一」と言われるほど有名。
大覚寺の玉蘭は清の時代の後期、ある住職が南の江西省から持ってきたものだそう。つまり、この玉蘭はもともと北京に生えていたものではなく、南方地方由来の植物。多くの詩人たちがここを訪れ、玉蘭の花を詩に詠んでいる。
大覚寺ご紹介:
長い歴史を持つ北京には、多くの寺院がある。大覚寺もその一つで、1068年、遼の時代に建てられた古い寺院。北京市中心部から北西方向へ、車でおよそ1時間。清の西太后も愛した庭園「頤和園」の先にある。
寺院の敷地面積はおよそ6000㎡。敷地内には泉があり、清らかな水が湧き出ることでも有名で、別名「清水院」とも呼ばれている。また境内には、遼の時代の石碑や明の時代の建造物などが随所に見られ、その歴史を感じることができる。
大覚寺の門は、東の方角に向かって開かれており、背後には美しい山がそびえる。この位置関係は、中国古来の「風水」の考え方を取り入れたものだそう。
特色
大覚寺には「六絶」と呼ばれる六つの見所がある。一つ目は大悲壇の北側にある壊れかけた石碑。石碑の上には昔の経文が刻まれており、遼代の遺跡とされている。これは、大覚寺の持つ長い歴史の証になるもので、かなり大切な意義を持っている。二つ目は銀杏。無量寿佛殿の前に「白果王」と呼ばれる古い銀杏の木が植えられている。ここで1000年も育ってきたこの木は、幹がとても太く、16人で手をつないで、ようやく一回りできるほどの太さ。三つ目は柏。功徳池の北東には柏の木が一本あるが、その幹の真ん中から藤のような植物が生えているため、藤の蔓と柏の枝葉が絡み合うという不思議な景観になっている。四つ目は池。長さ2m、広さ1.3m、深さ1mという小さな池だが、中からきれいな水がどんどん湧き出ている。五つ目は、松と柏に囲まれる塔。この塔は龍潭池という池のほとりにあり、両側には松と柏の木が一本ずつ植えられている。そして、木が塔を守ろうとしてかのような形になっていて、まるで塔の「友人」のよう。最後の見所は白モクレン。四宜堂の白モクレンは明代のものと推測されている。春になると、白モクレンの花が満開となり、心にしみる香りが境内に漂い、参拝に訪れた人々を楽しませる。
今の大覚寺は、明代に改修工事が行われて以来のものとされている。清代の雍正皇帝のころ、最も栄える時期を迎えた。また、乾隆皇帝が出家してここの僧侶になったという話もある。
歩き方:346、633路バスに乗る。
入場券:最盛期は20元、閑散期は10元。
開放時間:8:00~17:00。
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