承光殿は北海公園の南入り口の西側に位置している。もともと北海(太液池)の中の小島であった。周囲を円形に城壁を廻らせたことから団城と呼ばれる。皇帝たちの遊び場のひとつである。団城の中央にあるのが承光殿。承光殿の平面形状は十字形をしており、殿の前後に方形の月台があり、殿は重檐のつくりで、屋根の頂部に緑色の瑠璃瓦。豪壮な造りになっている。殿の東側に大きな赤松、西側に大きな杉があり、八百有余年の歴史を物語っている。清乾隆帝はこの松に遮陰侯の名を封じたと言われている。
殿内に仏壇があり、白玉製の坐像一尊が祀られている。高さ1.5メートル頭頂は紅緑石でその面影は若々しい女性である。ビルマから来伝したという。撮影は禁止で、坐像の写真を売っている。団城に入るとき、承光殿を入るとき、そして写真を買うときに現金が必要である。
承光殿の前に風雅な廟がある。元のフビライが据え付けたが、元朝が北に帰るとき置き忘れたという玉石(玉瓮)をガラスケースに収めて展示している。明代に民間に流れたが、清朝乾隆帝のときの1745年に発見され、承光殿前に移設された。高さ70センチ、周囲493センチ、重量3.5トンの大玉石である。周囲には海龍、海馬、海猪、海豺などの怪獣が浮き彫りされている。1749年に廟が建立されここに収められた。廟の名を玉公亭という。玉石には大玉海という名が付いている。ガラス越しなのでうまく写真に取れなかった。
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