徳勝門箭楼は、北京のかつての城壁の跡で破壊を免れて保存された門の1つである。清代の内城は、南に宣武門・正陽門・崇文門、東に朝陽門・東直門、北に安定門・徳勝門、西に西直門・阜成門と、計9つの門が設けられていた。
そのほとんどが文化大革命の時に近代化を目指して城壁は不要という毛沢東の理論によって、城壁の撤去とともに破壊された。しかし、徳勝門と正陽門だけが破壊を免れ保存された。この徳勝門は、明代に城壁の建造とともに設けられたもので、塞外へ向かう門であったことから軍門とも呼ばれた事もあった。
12.6mの城台の上に築かれた箭楼は4層の構造になっており19.3mの高さがある。清朝時代に造られた計82の射撃口が北に向けられている。明の正統14年(1449年)には、モンゴルから襲来したオイラトのエセンが北京の徳勝門で明軍と5日間戦ったとされている。また崇禎17年(1644年)には、李自成が徳勝門から入城を果たしたとされている。
1980年の補修工事の際に展示室を設置することになり、1985年から一般公開された。箭楼内部には、信砲や清の八旗の兵の鎧、弓矢などが展示されている。また、城台の部分に「中国古代銭幣展覧館」が併設されていて、中国の過去の通貨を見る事も出来る。
入場料:10元
OPEN:9:00~16:00
ADD:西城区徳勝門東大
TEL:(010)6201-8073
最寄の地下鉄駅:積水潭駅(2号線)新街口駅(4号線)
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