清代末~中華人民共和国成立時期、大活躍した梅蘭芳記念館は北京の西城区護国寺街にある。護国寺の狭い通りを入っていくと、その奥の護国寺街9号にある北京の伝統的民家である四合院が目に入る、典型的な二つの庭がある四合院で、敷地面積は720平方メートル。梅蘭芳が人生最後の10年間を過ごした家である。
ここは元々清朝末期の慶親王奕王の邸宅であったものを新中国成立後に梅蘭芳が引っ越してきたものである。彼の身内達が写真や劇本、記念品など3万もの品品を国へ寄付し、1984年北京市第3文物保護区域と指定され1986年10月27日に記念館として正式オーブンした。正門の“梅蘭芳記念館”の額は鄧小平の自筆によるものである。京劇は中国が世界に誇る文化。
きらびやかな衣裳、ダイナミックな役者さんの動き、ドラの音、本場の雰囲気を味わいたい、と思う人はたくさんいる。
1994年から館長を務める劉占文さんは、社会、文化教育の基地としても記念館を役立たせたいと頑張っている。京劇は、歌と踊りと伴奏が一体となった総合芸術。歌やせりふ、これにしぐさ、立ち回りといった動きが加わる。200年に及ぶ歴史を経て、大衆に愛されるようになり、北京や上海には専用の劇場がたくさんあった。北京に残るそんな劇場の一つを訪ねてみると、観衆はスイカの種をかじり、お茶をすすりながら、舞台を楽しんでいる。
|