金魚胡同(きんぎょフートン)とは,北京中心部にある胡同のひとつで,東は東単北大街から西は王府井大街までの約600メートルが該当する。地図はこちら。胡同(フートン)とは,伝統的な北京の街並みを意味するが,路地や“みち”を指すときにも用いられる。
金魚胡同の由来は,清末の大学士・那桐の屋敷(那家花園)にあった金魚池より命名されたという。民国元年(1912)8月,孫文と袁世凱が会談した後,那家花園で宴会が催されたほか,同9月には元清朝摂政王載灃(溥儀の父)が隆裕太后(エホナラ氏;光緒帝の皇后;西太后の姪)の命を受けて孫文・黄興・陳其美等をもてなした場所でもある。
現在の金魚胡同は道幅が広がってしまったが,1990年当時は清末民国初そのままで,自動車2台がすれ違えるかどうかという狭さであった。
その金魚胡同の南側には,まだ“老北京”の東安市場(改装前;新東安市場は1993~1998年)や東来順が残されていた。
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