古インドの哲学に従って建てられた頤和園(いわえん)四大部洲は、頤和園の万寿山の裏山のにあるチベット仏教の建築群で、その敷地面積はおよそ20,000平方メートルです。 目も奪わんばかりに華麗である本殿は仏教で世界の中心である弥勒山を体表しています。弥勒山を中心に、四大部洲と八小部洲がそれぞれ4つの方向に配置されています。
四大部洲は清の乾隆帝時代に建てられたもので、それぞれ「南瞻部洲」、「北倶盧洲」、「東勝神洲」、「西牛賀洲」であります。
また、南東、南西、北東、北西の方向には赤、白、黒、緑の4つのラマ塔があり、それぞれ仏教の聖典の「4つの知恵」を表しています。承徳避暑山荘の外八廟の一つである普寧寺の四大部洲も同じ図面を使用しているため、まったく同じです。
この建物群は、1860年にイギリス軍とフランス軍によって全焼しました。清の光緒帝14年に、一つの香巌宗印之閣だけが元のサイトに修築され、残りはまだ瓦礫でした。1980年、四大部洲、八小部洲と4つのラマ塔が修復されました。このエリアは基本的に元の外観に戻されました。
2010年、中国は30年ぶりの大規模な修理を実施し、主に光緒帝時代の歴史的特徴を復元しようとしていました。同時に、防火、監視カメラ、避雷等の新しい技術が保護に運用されました。
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