全国の重点的な文物保護組織、全国愛国主義教育基地、全国で一番革命の色濃い観光地の場所である。北京の南永定河畔に位置し、天安門からは15キロ。歴史文化の観光地。京石高速道路を盧溝橋出口まで行く、他にも多くの公共バスがここへ行く。

盧溝橋渡し場は戦国時代には燕薊地区の太行山脉道にそって華北平原に向かう主要道路でした。金朝が北京にできた後、金世宗大定二十九年（1189）に盧溝橋を建造し始めました。金章宗明昌三年（1192）に竣工し、“広利”橋と名付けられた。永定河は旧称盧溝河といい、元代に盧溝橋と改名された。盧溝橋の全長は266.5m、幅9.3m、下側に11のアーチがある。橋の両側には石彫りの柵が281本あります。柵の上には獅子の石像が501体並んでいます。獅子の形は全て異なり、まるで生きているような表情です。橋の周りには合わせて４つの石碑があり、その中でも、橋の東側には清代に乾隆帝が書いた“盧溝暁月”の漢白玉石の石碑があります。“盧溝暁月”碑の東側には康熙八年（1669）に修築された盧溝橋の石碑があり、それは４つのうちで最も大きいものです。その石碑文は康熙帝の書いたもので、康熙七年の河水氾濫、東部分の結合が壊れた後、改修した状況が記載されています。文中は盧溝橋の重要性を十分に表しています。橋の西側の雁翅北側にも２つの石碑があり、その中の東は康熙に永定河碑を視察したものです。ここの石碑は現存する碑亭：西側の石碑は乾隆帝の修復した盧溝橋碑で、もとは碑亭があり、今は壊されてしまいました。盧溝橋及びその石彫りの芸術は昔から人々に賞賛されていました。700年前、中国を訪れたイタリアの冒険家マルコポーロはその橋を≪マルコポーロ旅行記≫の中で、かつてこう述べています。“世界最高の橋で、二つとないものだ”ここから、古橋は西欧各国に伝えられました。欧州人は親しみを込め、この橋を“マルコポーロ”橋と呼びます。明清代、“盧溝暁月”は北京の有名な“燕京八景の一つ”に選ばれました。宛平城は中国華北地区で唯一の完璧に保存された二開門の衛城です。1638年から1640年に、明代の御馬監太監武俊によって修築された。宛平城は“拱北城”という名前から、清代には“拱極城”と改名された。宛平城は東西二つの門に分かれていて、東は“順治門”西は“永昌門”（清代に“威厳門”に改名）、城の東西は640mあり、南北の幅は320m、城の総面積は約21万㎡です。

1937年7月7日、日本軍が盧溝橋宛平城で強行的な侵略戦争を始めました。国民革命軍第29軍は盧溝橋上で勇敢に抗日攻撃を行い、趙登禹将軍を始め勇敢な英傑が現れた。1961年盧溝橋は全国重点文物保護単位に登録された。

1985年から1992年に至るまで、北京市政府は三期に分け盧溝橋の修築作業を行い、広い歩道と挑梁を取り壊し、アスファルトを綺麗にし、橋の入場券を整え、部分風化を防ぎ、保護措置を取り、橋面を修理し、盧溝橋の本来の姿に復活させた。現在宛平城の上には依然として侵華日本軍の残した砲弾筒が残されており、それを残し、修築は完成した。修築された宛平城大街は昔の香りを残した清文化歩道街となっています。