夏の暑さを乗り切るためには、どのようなものを食べたらよいのだろうか? 南京市衛生監督所の栄養専門家によると、食酢・鴨肉・ニガウリ・トマトスープ・ビタミンEの5つが夏に最もふさわしい食べ物であり、健康増進に大いに効果があるという。
▽夏に最適の調味料:食酢
栄養専門家によると、暑い夏の盛りには汗を多量にかくため、酸っぱいものを食べることにより胃酸の濃度を上げ、食欲の増進と消化液の分泌を促すことが効果的だ。また、夏は疲れやすいことから、酢酸のもつ新陳代謝作用が、精力回復を促し、動脈硬化・高血圧の予防に役立つ。酢はさらに強い殺菌力があるため、腸チフス・赤痢など腸の伝染病予防にも効果がある。
専門家お薦めの食用酢の活用方法はさまざまだ。つけ皿からいただくのもよし、野菜炒めを料理する際、調理温度が最高に達するすこし前に適量の酢を加えるのもよい。肉・骨・皮などを煮込む際、ほんの少し酢を加えれば、調理時間がはぶけ、またタンパク質も充分に分解される。ただ、酢は摂りすぎに注意が必要で、とりわけ胃潰瘍(かいよう)を患っている人は、食酢の飲用は避けた方がよい。
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