「苹果社区」は中心部でアートを楽しめる、貴重なエリア
北京、といえば、いまは世界的にも注目されるアートの中心地となっている。ギャラリーが次々に誕生し、国際的に注目されるアート関連の賞をとるアーティストも続々登場。市の東側、北京国際空港に近いエリアには、「798廠」のような工場の跡地を改造したギャラリーが集中するスポットも誕生し、世界から観光客が訪れるほどまでになった。けれど、これらのスペースは、市の中心部からタクシーで40分前後かかるので、時間がない旅だと行くにはちょっと難しい時もある。そんな時におすすめしたいのが、地下鉄1号線、5号線の2本が乗り入れる「国貿」駅から、徒歩約15分で到着する「苹果社区」である。
「苹果社区」の中心にある美術館にむかおう
地下鉄「国貿」からは、東南の出口を出て、「三環路」(日本語的にいうと第三環状線です)の東側を道路に沿って、南下する。南に進むと途中、通恵河、という河があり、そこを越えて、最初の通り「百子湾路」を進行方向に向かって、左(=東)にまがる。曲がり角からさらに300メートルほどすすむと、進行方向右(=南)に、高層マンションがみえる。ここは「苹果社区」と呼ばれるマンション郡なのだが、マンションの中心に、「今日美術館」と呼ばれる美術館があり、その周辺の共有スペースに、ギャラリーや、アートブック、中国アーティストのデザイン小物の店、アート関係者の集まるカフェなどがあり、アートと集合住宅を一体化させた、北京独特の作りになっている。まずは、中心となっている「今日美術館」を目指すといいだろう。
旧国営工場を改造した建物「今日美術館」
今日美術館は、レンガ作りのユニークな建物。実は「苹果社区」は、旧国営工場の敷地に建てられたマンションで、「今日美術館」は、当時の工場の作業場をわざわざ残し、改造して美術館にしている。なかは、日本のギャラリーのサイズからは考えられないくらい広く、中国のモダンアーティストの個展、レクチャーなども時々行われている。時間がなくて、798廠にいけない人でも、ここで、中国アートの息吹を感じることができるだろう。
美術館を出たら、周囲の散策も
美術館を出たら、周囲のスペースもぜひ、散策してみよう。今日美術館付設のアートブックショップは、中国現代アーティストの作品集、写真集、それにTシャツ、ポストカードなど、ちょっと個性的なミュージアムグッズやおみやげグッズもそろっている。その隣には、カフェもあり、いかにもアート関係者ふうの人たちが打ち合わせしている姿もみれた。このエリアは、いま、新しい店舗がどんどん増えていて、これからも中国若手アーティスト&デザイナーのアート&デザイングッズがどんどん増えそう。アート、デザインに興味がある方、個性的な北京散策をしたい方、ぜひ注目してみてください。
【関連情報】
■今日美術館
住所:朝陽区百子湾路32号苹果社区4号楼
電話:5876-9397
営業時間:10時~17時30分、無休
入場料:10元
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