富裕層向けの日帰り温泉。「高級健康ランド」とか「温泉スパ」といった方がぴったりくるかもしれない。24時間営業で食事つき。内部に一歩足を踏み入れると高級感あふれるロビーになっている。ただ、外観は地味というかショボイ低層ビルなのでいったん前を通り過ぎてしまい、『あれ、どうもおかしい』と後戻りして見つけた。
ロビーで入浴したいことを告げると数珠のようなロッカーキーを渡され、奥のソファに案内された。入浴料は後払いになっている。ここでサンダルに履き替え、靴は若い男性がどこかへ持って行った。女性に案内されるままに脱衣所へ。ロッカーは自分のカギだけでじゃなく、従業員の女の子のキーも使わないと開かない二重構造。手真似で指示されるまま、まずシャワーを浴びる。バスタオルを巻いてウロウロしてみるのだが、浴場自体はそれほど広くない。窓はないし、とにかく薄暗い。あやしげな雰囲気のところだ。
浴槽は丸いジャグジー状のものが4つあった。2つは使っていて、あとは空っぽなので、お願いしてお湯を張ってもらう。浴槽の中に照明があり、浴槽につかって天井を見上げると鏡張り。なんだか落ち着かないな~。薄暗くて正確には分からないながら、地下1750メートルから湧いているというお湯は無色透明でまったく温泉らしさはない。源泉の温度は60-65度あるとかで浴槽内も熱く、係の女性を読んで手のひらに「熱」という文字を指で書いたら理解してくれて水を足してくれた。
数十分つかっていただろうか。「そろそろ出なさい」と促され、休憩用のテーブルと椅子のスペースに案内された。といっても別に順番待ちをしている人がいたわけじゃない。私の体調を気遣ってのことらしい。さっと冷たい飲み物を持ってきてくれた。全般的に従業員の皆さんはニコニコ優しく、言葉ができない私と一生懸命に意思の疎通を図ってくれた。好印象だ。
露天風呂の写真を見たような記憶があるのだが、どこにあるのか尋ねてもその答えが分からない。回りにいる客に通訳を頼もうとしたのだが、英語の話せる人がいなかった。歩き回っても分からず、小さなジャグジー状の浴槽しか入れなかったのは残念。サウナは塩サウナとスチームサウナの2種類あった。階段を上ったところはマッサージや休憩用のスペースになっている。
この日の体調は最悪だったので早々に切り上げる。でも、まだ帰るわけにはいかない。館内着に着替えてエレベーターで上階の食事処へ。紫のひらひらフリル付のパジャマみたいで恥ずかしいが、老いも若きもみな同じ格好なのですぐに慣れる。食事処は天井がガラス窓になっていて明るく、パリッとしたテーブルクロスのかかったテーブルに陣取って、ビュッフェ形式の食事を好きなだけ食べられる。寿司や刺身まであり、奥の方では麺を打っている人もいる。体調が思わしくなかったせいであまり食べなかったけれど、結構レベルは高かった。食事はいつでもできるわけではなく、7-9時、12-14時、18-21時となっている。
退館時の清算で158元(約2200円)。日本だったらスーパー銭湯に入って食事するよりも高め。現地の物価からすれば、かなり高級なレジャーといえるんだろう。上流階級の余暇風景をのぞくにはいいかも。18時間滞在できる。水着不要でタオルは自由に使えるので手ぶらでどうぞ。
住所:北京市朝陽区劲松路9号地下鉄10号線・劲松駅のA出口を出て西に1キロくらいかな?マクドナルドの前を通り過ぎてひたすら歩いていくと歩道橋の近くにある。私のように通り過ぎないように注意。公式サイト:http://www.cnmlsh.com/bjwq/
|