大山子798芸術区から車で15分ほどの場所に、今回ご紹介する「酒廠国際芸術園」はある。ここは、その名が示すとおり以前は酒造工場だった地区を芸術街としてリノベートしたアートエリアである。
798芸術区と単純比較した場合、敷地面積はさほど大きくは無いのであるが、これがかえって街区全体を把握しやすく、また巡りやすくしている。個人的には、798芸術区よりも居心地良いタウンスケールと、洗練された雰囲気を持った芸術区…との第一印象を持った。
またここには、韓国現代アートを牽引する「アラリオグループ」が「ARARIO BEIJING 1,2,3」という名の大きなギャラリーを3棟構えている。このギャラリーが、エリア全体を統括するような場所に散らばって配されているため、街区全体にギャラリーが乱立しまった大山子798芸術区の混沌とした状況に比べ、整頓された印象も感じられる。
そしてこのアラリオギャラリーの発足を契機として、現在では韓国系ギャラリーを中心に、デザインスタジオや事務所が徐々に進出してきたそうである。この付近に校舎を持つ「中国中央美術学院(CAFA)」も、デザインスタジオを1棟構えており、官民一体となったアートスポットとしての将来性を感じさせる面もあった。では概要説明はこれ位にして、酒廠国際芸術園を歩いて回ろう。
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