一つの都市の住民はその都市に関する独特な記憶を持ち、その記憶は長年の積み重ねや強化、昇華により、都市の「根」になった。中軸線は南北を貫いて伸びており、その東側と西側の建物は中軸線に関して対称し、前後が起伏し左右が対称する皇家建築のスタイルが形成された。この都市の軸線の誕生により北京は壮美で秩序よくかつ独特な街づくりになった。百年の風雨にさらされた北京中軸線にある42か所の建物は全貌が見られないが、その魅力は昔のままである。
中軸線のランドマーク
北京の鐘楼と鼓楼:古都の時刻を知らせる中心である。鼓楼に太鼓がおかれ、鐘楼に鐘がぶら下がっている。前と後ろに位置した二つの楼は気宇壮大かつ雄大で、北京のランドマークの一つであり、中国百年近くの歴史を経ってきた重要な建物でもある。
・ 場所:北京市東城区地安門外大通りの北側
・ 入場料:鼓楼20元 鐘楼25元 通し切符30元
景山公園:西は北海に臨み、南は故宮の神武門と街に隔てられており、中国で最も完全な形で保存される宮殿園林の一つである。園内には綺望楼や五方亭、寿皇殿、永思殿、牡丹園などの観光スポットがある。万春亭に立ち周りを俯瞰すると北京の壮大さと壮麗さが一望できる。
・ 場所:北京市西城区景山西街44号
・ 入場料:2元
故宮博物院:中国の明、清代の皇家宮殿であり、旧称「紫禁城」である。世界最大規模かつ最も完全な形で保存される紫禁城の木造宮殿建築群として世界五大宮の一番と称えられている。1987年にユネスコに「世界文化遺産」に登録された。
場所:北京市東城区景山前街4号
入場料:60元(毎年4月1日―10月31日、珍宝館と時計館以外)
40元(毎年11月1日―来年3月31日、珍宝館と時計館以外)
社稷壇:天安門の西にあり、明と清の皇帝が土地神や五穀神を祭る場所である、太廟と隣接し、メイン建築は社稷壇と拝殿及び付属の戟門、神庫(祭器や供え物を保存する倉庫)、神厨(供え物を調理する台所)、宰牲亭(神への供え物である家畜をしめる場所)などである。全国各地から奉げられた五色の土は皇室社稷壇に置かれ、古代の君主のこの上ない権力を示している。
場所:北京市東城区中華路4号中山公園内
入場料:3元
太廟:明と清の皇帝が祖先を祭る廟であった。皇帝の廟は一国の廟であり、皇帝の権力が国民を統治できることの倫理的肯定と示しである。現在は北京市労働人民文化宮である。メイン建築は三進大殿と配殿で、北京に現存する最も完全な明代建築群の一つである。
場所:北京市天安門広場の東北側
入場料:2元
天安門:北京の中心に位置し、故宮の南にあり、天安門広場と人民英雄記念碑、毛主席記念堂、人民大会堂、中国国家博物館と長安通りに隔てられる。敷地面積は4800㎡である。その優れた建築芸術と独特な政治地位に世界中に注目されている。
場所:北京市東城区東長安通り
入場料:無料
正陽門:明と清の時代に北京の内郭の南門であり、天安門広場の最南端にある。正陽門の城楼とやぐら、城門の外を取り囲む小城郭が全部そろった古代の防御用の建築システムである。今や正陽門城楼とやぐらしか残っていないが、北京市内唯一の比較的に完全に保存された城門である。城楼には北京民俗展覧館がある。
場所:北京市東城区前門大通り甲2号
入場料:2元
天壇:明と清の皇帝が天を祭ったり五穀豊穣を祈ったりする場所であり、正陽門外の東側に位置する。天壇は南北の圜丘壇と祈穀壇という二つの壇に分けられ、両壇は一本の南北を貫く軸線に位置する。圜丘壇には圜丘壇や皇穹宇などがあり、祈穀壇には祈年殿や皇乾殿、祈年門などがある。1998年天壇はユネスコに「世界文化遺産」に登録された。
場所:北京市東城区天壇東里甲1号
入場料:15元(毎年4月1日―10月31日、祈年殿と回音壁、圜丘壇以外)
10元(毎年11月1日―来年3月31日、祈年殿と回音壁、圜丘壇以外)
先農壇:明、清代の皇室が先農をはじめとする神々を祭る場所であり、正陽門の西南に位置し、東側の天壇建築群と対応している。先農壇は中国に現存する唯一の先農を祭る遺跡である。ここには故宮の太和殿とほぼ同じ規模の太歳殿のみならず、古代に皇帝が自ら鋤をもって農耕儀礼を行う「籍田」もある。
場所:北京市西城区東経路21号
入場料:無料
永定門:明、清代北京の外郭の正門であり、左安門と右安門の間に位置する。北京外郭城門の中一番大きな一つであり、南から都を出入りする四方に通じる要路でもある。
場所:北京市東城区永定門内大通り
入場料:無料
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