国家水泳センターは、「水立方(ウォーターキューブ)」とも呼ばれています。北京オリンピック公園の中に位置し、2008年の北京オリンピック大会の際に建てられた水泳競技の施設です。また、2008年北京オリンピックの代表的な建築物の一つとされています。
水はこの建築の魂です。「水立方」の「方」は中国の伝統文化の中で言われる「天円地方」という概念から取り入れました。これは、天は円く、地は四角形であるという古代中国の宇宙観を表しています。「水立方」と、俗称「鳥の巣」と呼ばれる北京国家スタジアムは北京市内を分断する中心線の北の両端にあり、両者は北京の歴史文化都市のイメージをなしています。建坪は65000-80000平方メートルで、香港、マカオ、台湾からの35万人以上の同胞と101の国と地域の外籍華人から共同で寄贈されました。「新たな北京、新たなオリンピック」をモチーフに、「ヒューマニズム五輪」の理念を現し、オリンピックという百年の夢をみんなで一緒に実現しようとという13億の中国人の心の声を表しています。
2008年のオリンピック期間中「水立方」では、水泳、飛び込み、シンクロナイズド・スイミングなどの競技が行われました。17000人の観客が収容でき、そのうち座席数が6000席、オリンピック期間中に増設された臨時席が11000席あります。オリンピック終了後「水立方」は水泳、運動、レクリエーションを楽しめる国際的、総合的なスポーツセンターとして使用されています。観戦はもちろん、飲食や、水上レジャー施設の体験も可能です。
このスタジアムの大きさには目を見張るものがあるのではないでしょうか。「水立方」は英語でウォーターキューブと呼ばれ、石鹸の泡が堆積する様子を表しています。外観は、細胞の配列と石鹸の泡のようなデザインが施されています。このような構造は今までになく、創意工夫に満ち溢れています。この「泡」には、エチレン・テトラフルオロエチレン(ETFE)という2層構造の高性能プラスチック・フィルムが採用されています。優れた室内温度調整機能、腐食と老化に強い、新たなグリーン材料です。実験では15-20年使用できることが判明しています。防水性があり、降った雨によって清潔を保つことができます。紙一枚の厚さに過ぎませんが、実は非常に丈夫で、車一台の重さを受け止めることも可能なのです。場所によっては外側の膜に空洞が分布していて、一部の直射日光を遮り、会場内の換気と温度をコントロールする役割も果たしています。
「水立方」は世界最大規模の膜構造のLED夜景照明建築で、五つの面が同時に発光します。総照明面積は約五万平方メートルあります。これらの膜は、光が当たると水の泡のように見え、見る者に柔らかい印象を与えています。特に、夜になると、室内の光線がこれらの水色の膜から透けて外に発散し、スタジアムの外から見ると、まるで透き通った幻の水晶宮殿を鑑賞しているかのようです。オリンピック会場における美しい絵巻物のような存在です
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