北京動物園の裏側、つまり北側には幅10メートルほどの川が流れている。この川、実は頤和園から流れ出ているもので、以前には川沿いには10以上のお寺があった。しかし、いまはごくわずかしか残っておらず、真覚寺は数少ない一つになっている。地図を見ても、なかなか捜しにくいのが、逆に魅力的なのかもしれない。 真覚寺は明代、永楽年間に建てられたラマ教のお寺で、中央部分に5つの塔を有するお堂が作られた。このため、五塔寺の名で親しまれ、今日に至っている。中国とインドの様式が合わさった五塔寺以外に、ここには歴代の石刻資料が展示されている博物館や、子供も楽しめる世界の石像が分かる体験型スペースもある。 北京石刻芸術博物館は、この寺の敷地を利用して1987年に設けられた。改革開放の初期のころで、北京は大規模な都市改造があちこちで行われていた。一方で、遺跡、古い町並み、家の玄関の門といったものが壊されていく時代でもあった。こうしたものを残すためにも、この博物館は作られたのだ。 北京の街を歩きながら、一つ一つの「石刻」をチェックするのもいいアイディアではないでしょうか。 住所:北京市白石橋路24号
電話:010-62173543
交通路線:地下鉄4号線に乗って国家図書館で下車後、徒歩圏内。
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