王府井教堂
王府井教堂は王府井天主堂とも呼ばれ、北京四大カトリック教会の一つ。清代末期にリレース、アンウェンスー(国籍不詳)2人の神父が創建した。東城区の重要文化財。
ローマ建築の風格を備えた教会で、中国と西洋の建築様式が融合したモデルとも言える。繁華街にありながらも、その神聖な雰囲気はすこしも損なわれていない。祭日の期間にふと教会前を通ると、重厚な電子オルガンの調べと合唱隊による陽光を思わせる歌声が伝わってきて、空気のなかで波打ち立つ。
住所:北京市東城区王府井大街74号
電話:010-65240634
アクセス:路線バス103、104、803、814番で東安市場下車。北に300メートルほど行った東側。または地下鉄で王府井下車。
西什庫教堂
西安門大街の北側、西什庫大街33号にある。北京最大のカトリック教会。北堂とも呼ばれる。
康熙皇帝はマラリアにかかり、宣教師が献上した西洋薬を服用して急速に回復したことから、宣教師に土地を贈り謝意を示すため、蚕池口にカトリック教会を建たせることにした。これが最初の北堂。光緒十二年(1886)に西苑三海を全面的に改修するとともに、清王朝は蚕池口教会の敷地を回収し、別に従来の西什庫の一部の土地に教会を建たせた。光緒十三年(1887)、真っ直ぐに聳え立つゴチック式の新しい北堂が完成。以前の北堂に比べより雄大、風格のある教会となった。
住所:北京市西城区西什庫大街33号
電話:010-66175198
アクセス:バス103、109番で府佑街に。55番で北口腔医院で下車してもよい。
西直門教堂
西直門教堂は西城区西直門内大街130号にあり、聖母聖衣堂とも呼ばれ、俗称は西堂。北京四大カトリック教会の一つ。康熙四十四年、ローマ教皇のクレメンテ十一世は中国で教皇の勅令を公示するため、ドロ枢機卿を特使として派遣した。随員であるイタリア籍のセント・ビンセント・ド・ポールの宣教師であるテオドリカス神父(1670-1746年)は、康熙皇帝の任命を受け、子弟に専門に西洋学を教える教師になるため中国にとどまった。雍正元年、テオドリカス神父は西直門内に土地を購入して天主教堂を建てるとともに、ここで宣教活動に従事しながら、1764年12月10日に世を去るまで宣教活動に従事した。
テオドリカス神父がローマ教信部の派遣する神職者を受け入れたため、西堂はローマ教皇庁に直接属することになった。北京四大カトリック教会のその他の3教会はいずれもイエズス会が創建したもので、1773年になってローマ教皇庁がイエズス会の解散を発表したことで、セント・ビンセント・ド・ポール宣教師の管轄に帰属し、ローマ教皇庁の教会に直接属することになった。 清代嘉慶十六年、清政府はカトリック教を厳しく禁じる命令を下し、カトリック教の宣教師は政府の奉職者を除き、すべて北京城内に住めなくなるとともに、宣教活動に従事することも許されなくなった。同年、西直門教堂の4人の神父は国外追放となり、教会は撤去され、不動産も没収された。
1860年の第2次アヘン戦争後、清政府と英仏などの合意に基づき、カトリック教が中国で活動する権利は回復された。同治六年、西直門教堂は再建、完成したが、1900年に義和団運動が勃発し、6月15日に義和団により再び破壊され、1923年になって従来の場所に3度目の教会が再建された。
住所:北京市西城区西直門内大街130号
電話:010-66156619
アクセス:地下鉄または路線バス808、27、105番で西直門下車。
開放時間:6:30~19:00
宣武門教堂
宣武門教堂は前門西大街141号にあり、現在は北京教区司教の座堂。北京では歴史の最も長い最も古いカトリック教会。 明代万歴三十三年(1605)、リマドー神父がこの地に初めての教会を建てた。規模は非常に小さかったが、後にドイツ・イエズス会のタンローワン神父が1650年に北京城内に初めての大規模な教会、南堂を創建。順治皇帝がタンローワン神父と宣武門教堂に非常に関心を寄せ、24回も訪れるとともに、扁額「通微佳境」を賜ったことに、南堂の当時の政治的地位が見て取れる。南堂は設備が整い、一般の宗教建築物のほかに天文台、蔵書楼、計器室といった科学設備を擁し、西洋の近代科学を中国に広めるうえで一定の推進的役割を果たした。
康熙四十二年に宣武門教堂の改修工事が始まり、10年後に欧州風の高大な建築物が完成。蚕池口天主教堂に次ぐ第2の欧州式の建築物となる。
康熙五十九年、北京で発生した地震で南堂は損壊し、翌年にポルトガルのフェルディナン国王三世が出資して再建。欧州で当時非常に流行していたバロック式の建築風格を採用した。平面は十字形で、長さは約27メートル、幅は約15メートル、屋根はドーム状。
住所:北京市西城区前門西大街141号
電話:010-66023048
アクセス:バス102、109、105番、または地下鉄宣武門で下車し、東北口から出る。
崇文門教堂
1870年の創建で、米国のMethodist Episcopal Mission(MEM)が北京および河北全域に建てた最初の礼拝堂である。当時は亜斯立堂と呼ばれ、MEMの初めて南米に赴いて宣教したアスバリー司教を記念するためのもの。建設当初、外観は現在と同じだが、ただ規模は比較的小さく、4、500人しか収容できなかった。信徒の数が増え続けるに伴い、1880年にMEMは従来の場所に教会を新たに建て、1882年に完成。1900年の夏、義和団運動で焼き払われ、1902年に清政府が資金を出して再建し、1904年に完成した。これが現在の礼拝堂である。
崇文門教堂は海外活動の教会であり、国内でかなり名を馳せており、ジョージ・ブッシュ元米大統領やクリントン前大統領などが礼拝に訪れている。主要な日には外国大使館員や外国の信徒も礼拝に来ているほか、教会間の国際的な交流活動も頻繁に行われている。
住所:北京市東城区崇文門内後溝胡同丁2号
電話:010-65133549
アクセス:路線バス108、44、110番、または地下鉄崇文門で下車し、西北口から出る。同仁医院の東側。
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