北京の西部、西山のふもとに「大覚寺」と呼ばれる古刹がある。このお寺は、北京中心部から、八達嶺に向かう高速道路を使うと、クルマで約1時間弱。市内から気軽に遊びにいけるわりには、寺の周囲はゆたかな自然に恵まれ、格好の気分転換になる。このお寺の境内には、1997年から、お茶が楽しめる茶館と、素菜料理と紹興料理のレストランがある。市内からのプチトリップにおすすめの場所である。
大覚寺は、1068年、中国東北部に契丹族による遼国があった時代に建造された。寺は、東に向かう配置で建てられ、当時の契丹族が朝日に向かって建物を建てる文化をそのまま伝えるものといわれる。敷地面積、6000平方メートル。敷地内に入ると、まず左右に「放生池」があり、放生橋がかかっている。奥にすすむと、鼓楼、鐘楼、天王殿、大雄宝殿、樹齢千年以上にもなる銀杏の老木などが続いている。境内には、石の溝をつたって清水が流れ、放生池にながれこんでいる。水のせせらぎの音に癒される気分になる。
茶館の「明慧茶院」は、放生池から敷地進行方向にむかって、左手側、通路を入った奥にある。春から初秋にかけては、中庭にイスとテーブルが置かれ、郊外の澄んだ空気のなかでのお茶も気持ちがよいもの。中国最高級の緑茶である、龍井茶が1杯60元(ガラスのグラスに直接、茶葉をいれ、そこにお湯がそそいである。お湯はお代わり可能である)、お茶受けが40元前後から。5~6人のグループの場合には、ポットで頼むお茶、ウーロン茶の「黄金桂」260元(ポット)などがある。北京中心部から気軽にこられるので、北京の人たちのグループが打ち合わせしている姿も目につく。その向かい側が、紹興料理と、素菜料理のレストラン「紹興菜館」である。
住所:北京市海淀区北安河
アクセス:八達嶺高速道路の北安河出口からクルマで約20分。バスの場合は、「[臣頁]和園([ ]内は一文字)」から346路、330路にのり、「温泉」で903路に乗り換え、大覚寺下車。
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